磁気電流センサ

プロダクトオーバービューCUR 423x – 高電流コアレス・アプリケーション向け TMRクローズド・ループ・センサについて

Motion SensorsCUR 423x電流センサはクローズド・ループTMRテクノロジをベースにした電気的に絶縁された非接触型の電流計測を特徴としています。本記事ではTDK電流センサ CUR 423xの特徴について皆様に役立つ情報を解りやすく解説します。

製品の説明

CUR 423xは自動車ならびに産業機器向け電流計測用のセンサとして開発され、既存のTDK自動車用センサー製品で既に実績のあるTMR技術をベースとしています。CUR 423xは、ハイパワーアプリケーションのDCとACの計測に適した製品で、1200A を超える電流を計測することができます。一次導体と電気的に絶縁されたセンシング回路は、ハイブリット自動車や電気自動車の高圧バッテリ・モニタリングに最適です。優れた信号対雑音比や使用温度範囲で1%未満(フル・スケール)の誤差により、5kHzまでの信号バンド幅を持つアプリケーションに対して精度の高い電流計測を行います。

本製品は、フィードバックコイル、シャント抵抗、TMRセンサ・ブリッジなど、クローズド・ループ回路に必要な部品が、薄さ1mmの業界標準TSSOP16 SMD パッケージに統合されています。大きな磁界集束コアが不要なため、スペースとコストを削減します。

図 1 : CUR 423x バスバーセットアップ
図 1 : CUR 423x バスバーセットアップ

オフセットとゲインのデジタル温度補正、ローパス・フィルタ、クランピングなどは、TDKミクロナスのプログラミング・ツールで容易にプログラムすることができます。検出磁界範囲 ±7mTと±40mTの二種類のセンサが用意されています。検出磁界範囲を選択できるため、電流値の異なるアプリケーションに対応できます。CUR 423xを搭載した電流センシング・モジュールは、製造工程で出力ピンを介してプログラムすることができます。選択可能な出力インターフェースには、SENT(SAEJ2716 Rev.4)、SPI、またはフル・レシオメトリック・アナログがあり、アプリケーションの要件に柔軟に適応します。
CUR 423x はISO26262に対応して開発されおり、さまざまな診断機能が統合されてASIL-Bレベルの機能安全に対応します。また、CUR 423xは自動車向けに設計されています。AEC-Q100による評価を受けおり、ジャンクション温度- 40 °C~+170 °Cで動作します。

図 2 : CUR 423x ブロック・ダイアグラム
図 2 : CUR 423x ブロック・ダイアグラム

主な用途

  • 電気自動車用バッテリのモニタリング
  • 据置型蓄電池のマネージメント

主要な特徴と利点

  • 高精度リニア・クローズド・ループTMRテクノロジ
  • 非接触、一次導体と絶縁された非接触型コアレス電流センシング
  • 計測エラー <1% (全温度範囲)
  • SAE J2716 Rev. 4に準拠したSENT
  • レシオメトリックなアナログ出力(出力反転選択可能)
  • テスト/ デバッグに利用できるマイクロコントローラへ接続可能なSPI インターフェース
  • ジャンクション温度- 40°C~+170°Cで動作
  • 電源電圧 4.5V~5.5Vで動作
  • ISO26262 ASIL-B対応
  • AEC-Q100-Rev-Hによる評価

主な仕様

型番 CUR 423x
パッケージ TSSOP16
出力フォーマット SENT, SPI, analog
全温度範囲計測エラー <1%
磁束密度範囲 ±7mT or ±40mT
安全性 ISO 26262準拠ASIL-B に対応した開発
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