⾃動⾞の電動化が進むにつれてモータージェネレータの需要が増えていきます。モーターとインバータとの⼀体化の流れもあり、⼩型、⾼耐熱、耐振動要求も⾼くなっており、部品の⾼信頼性化が望まれています。また、インバータ回路のスイッチング素子には配線のインダクタンスによって⼤きなサージ電圧が発⽣する場合があり、配線やスナバーコンデンサによる対策が不可⽋です。同様にノイズの対策が重要になってきます。
自動運転やカーシェアリングサービスなど利用方法が大きく変わる今後のクルマは、ドライバとクルマの接点となるヒューマン・マシン・インタフェース(HMI)も一変するとされています。 安全・安心を提供しながら運転から解放された時間を有意義で快適に活用するためのHMIを求めて、自動車業界が開発を進めているのがデジタルコックピットです。 ドライバの感覚を介し、安全・安心の確保と充実したHMIの実現に向け、以下、デジタルコックピットの価値向上に貢献するTDK製品・技術を紹介します。
自動運転の実用化・普及に向けて様々なセンシング機能、コミュニケーション機能が進化を続けています。次世代無線通信規格である5Gサービスの本格普及に伴い、「車車間・路車間通信(V2X)」といった自動車とその周囲とのデータ通信を目的としたワイヤレス技術が注目されています。TDKグループではV2Xに向けて各種電子部品をラインナップしていますが本記事ではテレマティクス・コントロールユニット (TCU) 向けにIMU (イナーシャル・メジャーメント・ユニット)及び高周波製品をピックアップして紹介します。
安全支援走行や環境負荷の低減、快適性の向上により自動車は車載インタフェースの高速化の要求が高まっています。双方向の通信に対しては車載Ethernetが、一方向の通信に対してはLVDSが導入されるようになりました。LVDS伝送においてはワイヤハーネスの重量を軽減するため、1本の同軸ケーブルで信号伝送と電源供給を実現するPoC(Power over Coax)の適用が進められています。本記事では、PoCフィルタ用インダクタとチップビーズを用いた使用例と効果についてご紹介します。
プラスチック部品の強固な接合には表面処理が不可欠です。低温プラズマによる活性化は、シンプルで洗練されたソリューションです。TDK Electronicsの子会社であるRelyon Plasma社は、TDK CeraPlasTMピエゾプラズマ発生器をベースにした小型プラズマ発生装置、piezobrush® PZ2を提供しています。
可変速ドライブでは、個々の部品からの対地漏洩電流が累積することにより、RCDがトリップ(遮断)することがあります。アップグレードされたEPCOS LeaXield™モジュールを使用することにより、こうした対地漏洩電流を大幅に減少できます。
車載で使われるECUは高機能化が進んでおり、CPUには電圧変動の少ない電源が求められています。そのためには高性能なDC-DCコンバータが必要となってきますが、その性能を左右する重要な部品がパワーインダクタです。TDKでは多種多様な製品をラインアップしており、本記事ではDC-DCコンバータの要求特性に応じたパワーインダクタの効果的な使い方や選び方のポイントを解説致します。
スマートフォンやオーディオ機器などに使われるD級アンプは、小型・高効率が特長ですが、高速スイッチングにともなって発生するノイズへの対策が不可欠です。TDKは信号に影響を与えることなく、高音質を確保したまま、効果的なノイズ対策を実現する各種製品をラインアップしています。本記事では、D級アンプを用いた各種機器のスピーカーラインにおける使用例と効果についてご紹介します。
小型で信頼性の高い非常に安全な電源は、簡単なガジェットから工業用IoT向けの複雑なデバイスに至るまで求められています。世界初の充放電可能な固体SMD電池であるCeraCharge™は、このすべての要求に応える新しいテクノロジーです。
TDKでは幅広い突入電流防止NTCサーミスタを取り揃えています。本記事では突入電流を簡便・効果的に制限するICL(突入電流防止)用として使用される突入電流防止NTCサーミスタの使用例をご説明致します。 スイッチング電源、インバータなどの電子機器は、電源投入時に瞬間的に高いピークをもつ異常電流が流れます。 これを突入電流(Inrush Current)といい、無対策のままでは、半導体素子の破壊や平滑コンデンサの寿命に悪影響を及ぼしますので、突入電流防止NTCサーミスタにより突入電流を制限します。
|<< Back Page 1 of 4 next >>|