Q.  技術支援ツールとはなんですか?

A.  Sパラメータやネットリストといった汎用のシミュレータモデルをはじめ、各社のシミュレータに対応したモデル、部品特性解析ソフト「SEAT」などの仮想的な回路設計を円滑に行うためのツール群のことを指します。

Q.  なぜ技術支援ツールが必要なのですか?

A.  近年は電気・電子回路設計もシミュレーション技術を導入して行われることが多くなってきました。シミュレーション精度を向上するには、使用するシミュレーションモデルが実際に使用するものにいかに近いかが非常に重要になります。例えば、1uFのコンデンサを使用する場合でも、形状などによってESR(等価直列抵抗)やESL(等価直列インダクタンス)の値が大きく異なります。つまり、シミュレータに用意されている理想コンデンサを配置しただけでは実際の結果と大きく異なってしまう可能性がありますが、本シミュレーションモデルを使用することにより、より実際の現象に近い結果を得ることができるようになります。

Q.  技術支援ツールの種類には何がありますか?

A.   市販の多くのシミュレータに対応した汎用モデルとして、Sパラメータと等価回路・ネットリストを提供しています。
そのほかにアジレント社のADS、アンソフト社のAnsoft Designer&NEXXIM、AWR社のMicrowave Office、ケーデンス社のAllegro PIの各シミュレータ専用のモデルも提供しております。汎用モデルを使用するよりも使いやすくなっています。
そのほかに各種部品の特性を表示したり、シミュレーション機能を搭載した部品特性解析ソフト「SEAT」も利用していただくことが可能です。

Q.  汎用モデルと市販シミュレータ専用モデルとの違いは何ですか?

A.   原則的には使用しているモデルそのものに違いはありませんが、市販シミュレータ専用モデルは、パレットから簡単に部品を配置したり、ランドパターンなどの情報などを確認することができるなどのメリットがあります。

Q.  Sパラメータとネットリストの違いは何ですか?

A.  Sパラメータとは、部品をブラックボックス化して、そこに信号を入射したときの反射と透過の度合いを表現するものです。
ネットリストは部品を等価回路化して、その等価回路をシミュレータで読めるようにしたものをいいます。
一般的には過渡解析など、時間ドメインで解析を行う際にはネットリスト、周波数解析を行う際にはSパラメータが適しているといえます。
また、Sパラメータは実測値を用いているのに対して、ネットリストは等価回路モデルそのものですから、特に高周波領域では実測値と合わないことがよくあります。

Q.  新製品や終息品のモデルはどうなりますか?

A.  ほぼ半年ごとに収録製品の更新を行っていますので、そこで反映することになります。