Q.
必要な出力電圧の製品がカタログ上にありません。対応する方法はありますか?
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A.
以下の2通りの方法が考えられます。
①出力電圧可変機能を用いる方法
出力電圧可変機能がある製品は、出力電圧可変端子TRMに抵抗を接続するなどして、出力電圧を調整することが可能です。
ただし、仕様規格で規定している可変範囲を超えた電圧には対応できません。
②複数の出力電圧を積み重ねる方法
この方法の場合、実装面積が大きくなる可能性がありますが、組み合わせ方を変えることで多種多様な出力電圧を構成可能です。
以下に出力電圧積み重ね構成例を示しますのでご参照ください。
* 電源が立上がらない場合には、バイパス用にショットキーバリアダイオードなどの順方向電圧ができるだけ低いダイオードを各製品の出力に並列に接続してください(①)。
このバイパス用ダイオードには、逆電圧が+Voutと–Vout間の電圧の2倍以上のものを使用してください。
また、出力電流は1番小さな製品の定格電流値以下で使用してください。
*±2出力製品のCOM端子をオープンにすることにより、2出力を積み重ねて使用することが可能です。±12V出力製品の場合には、24V出力の単出力製品として使用することができます。
図2 ±2 出力製品の出力電圧を積み重ねる場合表1 組み合わせ構成例
上記の方法を組み合わせることで、以下のような電圧を作ることが可能です。
CC-Eシリーズ10W以下の場合
組み合わせ構成 | 出力電圧 (初期値) |
出力電圧設定 可能範囲(可変機能) |
---|---|---|
3.3V出力製品(単品) | 3.3V | 3.15 ~ 3.60V |
5V出力製品(単品) | 5.0V | 4.75 ~ 6.00V |
3.3V出力×2台使用 | 6.6V | 6.30 ~ 7.20V |
3.3V出力+5V出力 | 8.3V | 7.90 ~ 9.60V |
5V出力×2台使用 | 10.0V | 9.50 ~ 12.00V |
12V出力製品(単品) | 12.0V | 11.40 ~ 15.00V |
3.3V出力+12V出力 | 15.3V | 14.55 ~ 18.60V |
5V出力+12V出力 | 17.0V | 16.15 ~ 21.00V |
3.3V出力+5V出力+12V出力 | 20.3V | 19.30 ~ 24.60V |
±12V出力(COM端子未使用) | 24.0V | 22.80 ~ 30.00V |