Q.
Off-axis(外周検知)配置において、マグネットを多極着磁されておりますが、これはどういった理由からになりますか?
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A.マグネットの径が大きくなるにつれ磁場方向の変化(=TMRセンサの出力変化)が小さくなり、その信号をAD変換する際に分解能の低下への対策になります。
つまり複数着磁により電気角で極対数分の周期が出力できることで十分な分解能を維持する、すなわち角度精度を維持することが可能です。
その一方で、高精度を求めるためにはマグネットの着磁誤差に対する要求値管理の必要性もでてくると考えられます。