イベント情報

「CEATEC JAPAN 2017」 出展のご報告

TDK株式会社は、2017年10月3日(火)~6日(金)に幕張メッセにて開催された、CEATEC JAPANに出展致しました。皆様より多数のご来場をいただきましたことに、改めて感謝申し上げます。

この情報は掲載当時のものです。最新情報はお問い合わせください。

みどころ

今回は、ブーステーマとして「技術とソリューションで、つながる社会へ」を掲げ、TDKが今後注力するセンサ製品を中心に、IoT市場に向けた戦略製品をご紹介しました。センサ以外にもハプティクス向けアクチュエータ、エネルギーユニット、さらには次世代電子部品も展示しました。

Demo Zoneには、「VRデモ」、「ロボットアームデモ」、「ハートビートデモ」の3点を展示し、お客様にTDKの優れた製品を実際に体験していただきました。Demo Zone以外においても、TDKブース内には多くの体験型デモが展示いたしました。
中でも、ハプティクス向けピエゾ(圧電)アクチュエータ「PiezoHapt™」を利用した、車内のボタン類などの調節機構からの触覚フィードバックを得られるデモンストレーションには、インパネが再現されていたこともあり、多くのお客様が集まっていました。
ピエゾアクチュエータの小さな素子から、多彩なフィードバックを得られることに皆さま驚かれていました。

車載用途に求められる150℃という高温環境下での使用可能な車載用パーツのコーナーも、多くの関心を集めていました。
業界で初めて外部電極に導電性樹脂を用いたビーズフィルタ、スパイラルの内部電極間を樹脂層で絶縁した電源系薄膜インダクタは、その革新性の高さから多くのお客様にご興味をお持ちいただけました。

デモンストレーションレポート

ハートビート デモンストレーション

高速応答と振幅の自由な変化によって多彩なフィードバックが可能なハプティクス向けピエゾ(圧電)アクチュエータPiezoHapt™と、活動量計のSilmee™を利用した、実際の心拍鼓動を指先で体験するハートビートデモンストレーションをご体験頂きました。

会場に配置されたフィットネスバイクの上で運動しているスタッフの実際の心拍数をSilmee™にて取得し、リアルタイムな心拍数の変化を離れた場所でも体験出来るデモンストレーションということで、多くのお客様から注目を集めました。

ピエゾアクチュエータの特性でもある、立ち上がりが0.01秒以下という抜群の応答性、そしてパルス制御で振動を形成する表現性を活用し、より現実の心拍鼓動に近い振動パターンを再現致しました。

ロボットアーム デモンストレーション

ノイズに強く優れた角度精度を持つTMR角度センサを利用した、ロボットアームデモンストレーションをご体験頂きました。

TMR角度センサが配置された金属製のアームデバイスを操作すると、離れた場所にあるロボットアームが同じように動くようになっております。
アームデバイスを上手く操作し、ロボットアーム側にあるボールを見事スタート地点からゴール地点まで運ぶことが出来ればゲームクリアとなります。

また、モニタにはTMR角度センサから高精度に取得された角度情報が表示されており、角度情報に合わせてアームデバイスを操作することで、直接ロボットアームを見ながら操作しなくともスタートからゴールまでボールを運ぶことができます。 行列が出来るほど多くのお客様に遊んで頂きました。

VR デモンストレーション

TDK / InvenSenseの6軸モーションセンサが使用されている、VRゲーム機「Virtuix Omni」のデモンストレーションを行いました。

「Virtuix Omni」 は、自分の足で走ったり、手に持っているコントローラを振ってパンチを繰り出したりと、身体を使って様々な操作が可能なデバイスです。
TDK / InvenSenseの6軸モーションセンサはVRゴーグル、コントローラ、シューズに搭載されており、体の動きを高精度に認識することで、プレーヤーの激しい動きをVRゲーム内にリアルに再現します。

会場ではインストラクターが様々なゲームをプレイし、VRゲーム内を縦横無尽に走り回る姿が、多くの方からの注目を集めていました。

【ピックアップレポート】ソリューションコーナー

生体モニタリングソリューション

心電位・脈拍などの生体データを高精度に取得可能な活動量計である、Silmee™を利用した生体モニタリングソリューションを展示致しました。
24時間自動的に生体情報を取得可能という特徴を活かした、医療介護向け24時間遠隔モニタリングシステムの開発や、生体データと認知機能検査の情報を融合させたビッグデータの研究等をご紹介させていただきました。

バッテリレス無線通信ソリューション

屋内照明などの光源からの光でも発電できるフィルム太陽電池、電力を蓄える電気二重層キャパシタ(EDLC/スーパーキャパシタ)、そしてデータをBluetooth®にて送信するためのSESUB通信モジュールを組み合わせた、バッテリレスでの動作が可能な無線通信ソリューションをご紹介致しました。

各種センサを組み合わせることにより、充電やバッテリ交換等が不要なセンシングユニットが可能になります。これまで充電が必要だった小型デバイスをバッテリレスで運用できる、今後のIoT時代にとって必要不可欠なエネルギーハーべスティング技術です。

ワイヤレス給電

50Wから1kWまでのワイヤレス給電をご紹介しました。
ロボットや自動搬送車には、バッテリの交換のために多くの時間と労力、更には交換用バッテリまでが必要です。これらを解決する技術としてTDKのワイヤレス電力伝送技術が注目されています。
停止時を利用した自動充電により人件費のコストダウンだけではなく、搭載バッテリの容量も下げることが可能で、大幅なコストダウンを実現します。

伝送距離は20~40mm、ズレ許容は±30mmと、正確に配置しなくても充電が可能なワイヤレス給電システムです。

IoTソリューション

TDKの複数の技術を用いたソリューション例をご紹介しました。

モーションセンサを用いたロケーションソリューション

地下街でも正確な位置がわかるソリューション紹介です。

TDKブースのご案内

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プレゼンテーション タイムテーブル

主な出展製品、ソリューション

センサ&アクチュエータ
TMR角度センサ
ホールセンサ
MEMSモーションセンサ
MEMS圧力センサ
MEMSマイクロフォン
MEMSマイクロフォン(超小型)
生体センサ(SilmeeTM
ハプティックフィードバック向けピエゾアクチュエータ
(PiezoHapt™アクチュエータ),(PowerHap™アクチュエータ)
エネルギーユニット
ワイヤレス給電システム (磁界共鳴方式の産業機器用ワイヤレス電力伝送技術)
太陽電池
電気二重層キャパシタ(EDLC/スーパーキャパシタ)
次世代電子部品
SESUB(IC内蔵基板)
薄膜電子部品
高信頼性電子部品
ソリューション
上記製品を活用したソリューション事例

開催概要

名称 「CEATEC JAPAN 2017」
会期 2017年10月3日(火)~ 6日(金) 10:00~17:00
会場 幕張メッセ
デバイス・ソフトウェアエリア D353
主催 CEATEC JAPAN 実施協議会
 一般社団法人電子情報技術産業協会(JEITA)
 一般社団法人情報通信ネットワーク産業協会(CIAJ)
 一般社団法人コンピュータソフトウェア協会(CSAJ)
アクセス 会場へのアクセスはこちら
>> 会場までのアクセス方法
入場登録料 •当日登録:入場料 一般1,000円・学生500円(学生20名以上の団体および小学生以下は入場無料)
•Web事前登録・招待券当日登録:入場無料
>>事前登録はこちら
公式サイト http://www.ceatec.com/ja/