ニュース

メールニュース

TDKは、自動車ならびに産業機器向けTMR角度センサのラインナップに、新たにTAS4240を加えたことを発表します。小型TSSOP8パッケージで提供されるTAS4240は、二組のアナログ・シングル・エンド正弦/余弦出力ペアによる冗長性を備えています。同センサは、小型で高精度を必要とするアプリケーションにおいて、正確な角度/位置検出を実現します。サンプルは提供中で、2022年4月より量産を開始しています。

主要用途
· 電動パワーステアリング、ブレーキ・ブースターなどの高い安全性を要求される用途のブラシレスDCモータや永久磁石モータ(PMSM)の角度/位置検出
· リニア位置センシング
· 産業用サーボ・モータ、オートメーション、エンコーダ、ロボット
TMRセンサとは? 
- 構造 / 原理 / 特性 / 用途
TDKのTMRセンサは、HDDヘッドの高感度な再生素子であるTMR素子を応用した新タイプの磁気センサです。
HDDヘッドの再生素子は外部磁場によって抵抗値が変化する磁気抵抗効果(Magnetoresistance effect)を原理とするもので、1980年代以降、AMR(異方性磁気抵抗効果:Anisotropic magnetoresistance effect)素子、GMR(巨大磁気抵抗効果:Giant magnetoresistance effect)素子、TMR(トンネル磁気抵抗効果:Tunnel magnetoresistance effect)素子と進化を遂げながら、HDDの記録密度の飛躍的な向上を推進してきました。