今日の産業社会を根底から支えているのはモータです。それらのモータの効率的なエネルギー変換にきわめて重要な役割を果たしているのが、マグネットです。ネオジムマグネットやフェライトマグネットは、身の回りの様々なモータに利用され、省エネ、省資源、CO2の削減に大きく貢献しています。

マグネットの高特性化とレアアースの削減を両立させるためには、従来とは異なる高度な技術が求められます。TDKではネオジムマグネットにおいて、すでにHAL工法と名づけた独自技術により、ジスプロシウムを大幅削減しながら、保磁力を向上させる技術を確立しています。

TDKではフェライトマグネットにおいても、レアアースやレアメタルの削減に取り組んできました。最大エネルギー積を30～40%もアップさせることに成功した画期的なマグネットです。