アプリケーション & 使用例
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アプリケーションノート
TDK独自のパターンコイルテクノロジによる製品展開
TDKは、環境に優しい製品を市場に提供するための取り組みの一環として、薄膜フィルムに厚膜の銅パターンを形成できるめっきプロセスを開発しました。銅の析出は薄膜フィルムの片面、両面いずれも可能で、コイル[アンテナ]の直流抵抗(DCR)を下げることができます。この革新は、アキレス社の材料溶液であるポリピロール (PPy) と呼ばれるナノ分散有機ポリマーを使用する電気めっきプロセスと、TDK のプロセス技術を組み合わせることにより実現しました。 TDK独自の銅めっきプロセスは「アディティブ法」を採用しており、必要な部分にだけ銅めっきを施しパターンを形成します。これは、銅層をエッチングして除去する一般的なサブトラクティブ法とは対照的な手法になります。さらに、TDK独自の高性能磁性シートを採用することで、最終製品の小型化を実現できます。