[Developing Technologies]
ニューロモーフィック技術でAIのエネルギー問題を解決
AIの利用拡大に伴いコンピューターに使われるエネルギーが爆発的に増加しています。TDKの開発するスピンメモリスタは人間の脳のシナプスを電気的に真似たアナログメモリ素子です。これを用いて実現する人間の脳を模倣したニューロモーフィックデバイスでは、従来デバイスに比べて100倍以上の省エネが期待できます。この素子技術は、現在生産が進んでいるMRAM*1と類似した技術によって製造できます。TDKはHDDヘッドや磁気センサで培った磁性の技術を活かしてAIに必要なエネルギーを低減するとともに、リアルタイムの学習が可能で使用環境や人にあわせて変化することができる新たなAIデバイスの実現を目指しています。