Q.
リフロー時にチップ立ち(ツームストーン現象、マンハッタン現象)が発生する要因は何でしょうか。
- コンデンサ(キャパシタ) >
- 積層セラミックチップコンデンサ
リフロープロファイルの各領域で起こる現象をまとめました。
A. 大きく二つの要因が考えられます。1つ目は両端子電極にかかる力FAとFBに不均衡が生じた場合です。 2つ目は加熱した時にはんだペーストに閉じ込められた空気が気泡となり、端子電極を下から押し上げる場合です。
要因1
要因2
プロファイル領域 | はんだ付けが部品に及ぼす影響 | ||
---|---|---|---|
a | |||
b | フラックスははんだから分離し、部品を濡らし始めます。 |
||
c | フラックスは気化し、はんだの粘度は下がり、パッド間がつながります。 |
||
良好 | 要因1 | 要因2 | |
d 175~185°C |
チップは押し上げられる |
はんだ溶解が不均等 |
|
e 185~195°C |
チップは引っ張られる |
はんだ濡れが不均等 |
フラックス |
f 220~230°C |
気泡が発生し、チップの片側が持ち上げられる。 |
||
g | チップ立ちしない |
チップ立ち |
チップ立ち |
>>積層セラミックチップコンデンサ製品サイト
その他製品に関することは弊社担当営業または代理店もしくは本Webサイトよりお問い合わせください。