Q.コンデンサのエージング特性 (1): MLCC(積層セラミックチップコンデンサ)のエージングとは何ですか。

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A. エージングは一般的に、EIA Class IIコンデンサの静電容量の経時的減少を指します。これは強誘電体を用いるMLCCで不可避的に発生する自然現象です。エージングの発生は可逆的で、温度や時間による誘電体の結晶構造の変化に起因します。エージングは通常、指数的な容量減少率で表されます。エージングは対数で表されるので、静電容量の減少 は最初の10時間で非常に大きくなります。

図1：静電容量のエージング特性
（出典: TDKチップコンデンサカタログ - 文書ID:BBE-008B、04/92）

注: 誘電正接もエージングし、静電容量より数倍速く低下します。また、EIA Class IIIおよびIVもエージング特性を示します。業界による“公式の”エージングの定義については、EIA-521とIEC-384-9をご覧ください。

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