コンデンサ セレクションガイド

製品マップ(静電容量 - 定格電圧)

TDKでは様々な種類のコンデンサをラインナップしており、幅広い静電容量と電圧に対応しています。クリックすると詳細がご覧になれます。

セレクションガイド コンデンサ

主要コンデンサの特徴比較

セラミックコンデンサ、アルミ電解コンデンサ、フィルムコンデンサは使用されている誘電体や構造により以下の様な特徴の違いがあります。

項目 セラミックコンデンサ アルミ電解コンデンサ フィルムコンデンサ
セラミックコンデンサ
アルミ電解コンデンサ
フィルムコンデンサ
高容量  
温度特性 ✔*1  
DCバイアス特性 ✔*1
寿命  
耐湿・耐熱性  
セルフヒーリング    
小型化    

*1 種類1(温度補償用)に限る

各種コンデンサの特徴

TDKがラインナップするコンデンサの種類とその特徴を一覧にまとまめした。クリックすると詳細がご覧になれます。

カテゴリ 特徴
セラミックコンデンサ SMDタイプ 誘電体セラミックを積層したSMDタイプの小型コンデンサで、高周波数特性や耐熱に優れています。誘電体の種類で2つに大分でき、種類1(温度補償用)は温度よる静電容量の変化が極めて小さいという特徴があります。種類2(高誘電率系)は比較的大きな静電容量まで対応可能ですが、温度による変化率は種類1よりも大きくなります。
リードタイプ 積層セラミックチップコンデンサにリード線を接合して樹脂コーティングしたコンデンサです。積層セラミックチップコンデンサの特徴に加えて、リード線による機械的・熱的ストレスの緩和、樹脂コーティングによる絶縁性および湿度遮蔽効果などのメリットを合わせもつコンデンサです。音鳴き対策にも効果的です。
6kVまでの中高圧に対応した円板形リード付きのセラミックコンデンサです。外装樹脂はハロゲンフリーに対応しており、また各国の安全規格認証を取得した安全規格品や、自動車用途として受動部品に求められる規格「AEC-Q200」に準拠したシリーズもラインナップしています。
アルミ電解コンデンサ
アルミ電解コンデンサ
アルミニウムの酸化被膜と電解液を用いたコンデンサです。静電容量が大きいという特徴がありますが、極性があります。TDKではラジアルリード、アキシャルリード、ネジ端子、スナップイン端子など様々なタイプのアルミ電解コンデンサを取り揃えています。
フィルムコンデンサ
金属化ポリプロピレン(MKP/MFP)
フィルムコンデンサは、極薄の真空蒸着金属層があるプラスチックフィルムを誘電体として使用します。主な機能の1つは非常に高い自己回復性能です。幅広いAC電圧、DC電圧および高電流や高温に耐える能力は、数百ワットから数メガワットまでの範囲のさまざまな用途に適しています。
超高電圧セラミックコンデンサ
超高電圧セラミックコンデンサ
50kVまでの超高電圧に対応したセラミックコンデンサです。常誘電体セラミックを用いていることで電圧に対する安定性が高く高信頼性です。また、シンプルな構造のため機械的強度に優れます。
CeraLink® コンデンサ
CeraLink® コンデンサは、PLZT(チタン酸ジルコン酸ランタン鉛)セラミック材料をベースとする非常に小型のコンデンサで、DCリンク回路の電圧安定化のために開発されました。極めて低いESL(等価直列インダクタンス)値を示し、かつ耐熱にも優れたコンデンサです。
電気二重層キャパシタ
(EDLC/スーパーキャパシタ)
電気二重層キャパシタ(EDLC/スーパーキャパシタ)
EDLCはコンデンサとバッテリ(二次電池)との中間的な性格をもつ特殊タイプのコンデンサです。電解液に浸した活性炭電極の表面にイオンを吸着させ、電気二重層(Electric Double Layer)を形成することで電荷を蓄え、非常に大きな静電容量とエネルギー密度をもつ蓄電デバイスです。