磁石とTMR角度センサの
推奨配置

磁石とTMR角度センサの配置方法は大きく分けて二種類、On-Axis(軸上検知/軸端検知)とOff-Axis(外周検知/非軸端検知)がありますが、双方の配置にて良好な角度精度を実現します。
ほとんどの場合において、まずOn-Axis配置の検討を推奨しています。 何らかの制約がある場合はOff-Axis配置の検討を行います。

On-Axis配置

シャフト端部に配置した2極磁石を正面に配置したセンサによって角度検知できます。

  • メリット
  • - 中心部は磁石の磁場の位置依存が少なく、高精度を得ることが容易
  • - シンプルな構成のため、BOM・開発工数ともに低コスト化に貢献
  • デメリット
  • - シャフト端部にスペースがないと使用できない

Off-Axis配置

シャフトの軸横にTMR角度センサを配置することで角度検知できます。

  • メリット
  • - シャフト端部以外にも、シャフト中間部にセンサと磁石を配置でき、センサ配置の自由度がある
  • デメリット
  • - 多極磁石を使う場合が多く、着磁精度の影響により、On-Axisに比べ高精度が得られにくい
  • - 磁場の位置依存が大きく、組付け精度が要求される
  • - On-Axis配置と同等の高精度を求める場合、補正処理負荷が増える

>>次ページで、TMRセンサと磁石の
推奨配置例をご紹介します。

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