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製品の説明
CUR 4000は、ハイブリッド車や電動車 (xEV) の高電圧バッテリ監視システムなどの自動車/産業機器向けに開発されています。マルチ・ホールアレイを内蔵し、線形あるいは差動磁界センシングを非接触で高精度に、最大2000Aの電流範囲で測定します。CUR 4000は、線形コア・ベースあるいは差動コアレスで使用可能です。線形コア・ベースでは、6つのホールアレイを使用し、磁場コンセントレータと組み合わせることにより高感度で電流を測定します。差動モードでは、コアレスでシールドを用いることなく外乱磁場に強いシステム設計が可能です。
CUR 4000はマイクロコントローラとの直接接続とセンサ・プログラミングができるSPIインターフェースを備えています。
センサは、ISO 26262のSEooC (Safety Element out of Context) に準拠して開発されていてASIL-B ready に対応しています。
磁気回路の持つゲイン、 オフセットなどは、不揮発性メモリへプログラミングをすることで調整可能です。デバイスはAEC-Q100-Rev-Hにより評価され、車載向けに周囲温度 -40 ℃~150 ℃で動作するように設計されています。
主な用途
- バッテリ監視
- バッテリ遮断ユニット
- 蓄電池管理
主要な特長と利点
- 非侵入型、ガルバニック絶縁対応の非接触電流測定
- マルチ・ホールアレイ技術を用いた高精度コアベース電流測定
- シールドを必要としない外乱磁場に強い差動コアレス電流測定
- 最大8 kHzの信号バンド幅
- システム全体でのエラー <1%
- マイクロコントローラとの直接接続によるキャリブレーション、テスト、デバッグのためのSPI インタフェース
- 周囲温度 – 40℃~150℃で動作
- 電源電圧3.0 V ~ 5.5 Vで動作
- AEC-Q100-Rev-H 認定済
主な仕様
型番 | CUR 4000 |
パッケージ | SOIC8 |
デジタル出力フォーマット | SPI |
角度エラー | <1% |
磁界振動範囲 | ±100 mT |
安全性 | ISO 26262 に準拠したASIB-B ready に基づく開発 |