Q.
コンデンサの測定 (1): 静電容量と誘電正接はどのように測定するとよいですか。
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表1:静電容量範囲別とクラス別の周波数および電圧の設定値
A. 静電容量と誘電正接を正しく測定するポイントは計器設定にあります(表1)。
クラス | 静電容量 | 周波数 | 電圧 |
---|---|---|---|
Class I | 1,000pF and under | 1MHz ± 10% | 0.5 ~ 5 Vrms |
Over 1,000pF | 1kHz ± 10% | ||
Class II | 10uF and under | 1kHz ± 10% | 1.0 ± 0.2 Vrms |
Over 10uF | 120Hz ± 20% | 0.5 ± 0.2 Vrms |
電圧設定値は高容量コンデンサにとって非常に重要です。容量計によっては、試験部品への印加電圧が十分でないため、静電容量の測定値が低くなります。
EIA Class IIコンデンサの経時変化(エージング)についての認識も重要です。Class II材料の場合、静電容量は経時的に減少します。そのため、静電容量は最後の加熱時(TOLH)から1000時間後に許容公差内とする業界標準が受け入れられています。
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