FAQ
Q.
コンデンサの測定 (6): 測定誤差の補正とは何ですか。どうして必要なのですか。
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A. 補正とは、取り付け具やピンセットなどから生じる残留寄生振動など、測定中に加わる誤差を補償する方法です。
コンデンサを測定する場合、電気接点を設けるために取り付け具やピンセットが必要とされます。
ただし、取り付け具には寄生インピーダンスとアドミタンスがあり、望ましくないインピーダンスやアドミタンスが測定値に加わる可能性があります。
したがって、寄生成分の補正が必要です。
補正は一般に3つのステップ(開放、短絡、負荷)があります。開放補正を行うと、寄生アドミタンスが補正されます。
短絡補正を行うと、寄生インピーダンスが補正されます。負荷補正によって50Ω負荷測定の基準点が設定されます。
特に低容量のコンデンサ(1000pF未満)の測定には、他の測定エラーが著しく影響しますので、補正を行うことは重要です。

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