Q.
コンデンサの測定 (4): MLCC(積層セラミックチップコンデンサ)の容量を測定するのには、どのような機能が付いた測定器が良いですか。
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表1:静電容量範囲別とクラス別の周波数および電圧の設定値
A.
測定器の最も重要な機能は印加電圧と測定周波数です。電圧と周波数の範囲が表1に示す設定に対応していることを確認してください。
高容量コンデンサの場合、測定器のインピーダンスが重大な問題となりうることに注意してください。
高容量コンデンサを測定する場合、内部インピーダンスを切り替えられる容量計が必要になることもあります。
測定器によってはレベルモニタ機能を備えています。この機能はOSCレベルやDCバイアスの出力レベルを監視するものです。
測定器の測定精度、速度、静電容量範囲も重要です。静電容量測定の場合、測定精度は0.07%以内としてください。測定器でコンデンサを測定する場合、特に高速測定機器の場合は測定時間を十分にとってください。測定対象コンデンサの容量は、測定器の静電容量範囲内にしてく ださい。
クラス | 静電容量 | 周波数 | 電圧 |
---|---|---|---|
Class I | 1,000pF and under | 1MHz ± 10% | 0.5 ~ 5 Vrms |
Over 1,000pF | 1kHz ± 10% | ||
Class II | 10uF and under | 1kHz ± 10% | 1.0 ± 0.2 Vrms |
Over 10uF | 120Hz ± 20% | 0.5 ± 0.2 Vrms |
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