ダイレクト角度センサ
テックノート
TDK製品の特徴
ダイレクト角度センサは、磁界の正弦、余弦成分を計測することで磁界のベクトルを測定します。これはTDK-ミクロナスの新しい3D HALテクノロジにより実現されます。縦型ホール素子がチップ表面に対し垂直方向の磁界成分ではなく、チップ平面方向の磁界成分を計測します。このセンサは、回転角や位置に比例した信号をダイレクトに出力します。 HAL 37xyのセンサは、X軸成分、Y軸成分、そしてZ軸成分の3つの磁界を計測します。長いストローク、角度、軸側面での角度計測のような位置検出に最適です。信号処理機能が2つの磁界ベクトルを組み合わせて角度を計算し、その値を出力します。動作温度範囲においてドリフトの精度が高いため、角度や直線計測において従来以上の精度を実現します。任意直線化により出力信号を必要とする出力特性にプログラム可能です。特性を不揮発性メモリにプログラミングし磁気回路に合わせた調整をすることができます。 センサには、フェイルセーフを実現する自己診断機能が内蔵されています。センサは自動車ならびに産業機器向けに最適です。 HAC 37xyにはEMCの向上とPCBレスアプリケーションのためのコンデンサが組み込まれています。HAR 37xyは、シングルダイHAL37xyのデュアルダイ版で、2つのダイは完全に独立して動作するため、真の冗長性を提供します。ダイが積み重ねられたアーキテクチャにより、同じ磁界が計測され、出力信号は同期して出力されます。
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