FAQ
Q.
FIT値とMTTF/MTBF (3): MTBFはどのような数値でメーカーから提供されていますか。
  • コンデンサ(キャパシタ)
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  • 積層セラミックチップコンデンサ


A. 基本的には理論値と運用値の2種類があります。メーカーが新製品を市場投入する場合、製品の動作に関する運用データはありません。通常、MTBFの理論値は同等の製品に基づいて計算します(積層セラミックコンデンサの場合、同等の材料とクラスに基づく数値となります)。この数値は主に信頼性のベンチマーク として使用されます。理論値はFIT値から計算します。そのほか、MTBFの数値は理論的モデルに基づいて推定されますので、ある前提のもとでの数値であ ると言うことに注意する必要があります。また、理論値は通常、製造時の一時的な品質問題などの異常な状態を考慮していません。

部品が一定期間使用された後は、運用値が提供されます。それによって実際の部品の故障分析とその後の予測が可能になります。運用値はフィールド情報の分析によって導き出され、通常は理論値より低くなります。それは理論値が人的要因等を考慮していないことによります。

*JEDEC Standard JESD85, "Methods for Calculating Failure Rates in Units of FITs", JEDEC Solid State Technology Association, Arlington, VA, July 2001.
*R. A. Dovich, "Reliability Statistics", ASQ Quality Press, Wisconsin, 1990.
*Zzyzx Peripherals, Inc., "Mean Time Between Failure (MTBF) and Availability – A Primer", Technical Paper, June 13, 2001 Revision A.


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