Q.
端子電極の接着強度 (4): MLCC(積層セラミックチップコンデンサ)のどの様な要素が接着強度に影響しますか。
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図1: MLCCの内部構造
図2: セラミック誘電体に浸透するガラスフリット
A. はんだ付け性とめっき厚*は接着強度に重要な役割を果たしますが、最も重要なのはMLCCの材料系です。
図1: MLCCの内部構造
セラミックコンデンサに使用される材料系、特にセラミック誘電体と金属電極(端子電極)の接着を考える場合は少々複雑に なります。端子ペーストやセラミック誘電体の調合に使用されるガラスフリットの種類と量は、端子電極の接着強度の重要な要素です。同時焼成の温度プロファ イルと雰囲気は、端子とセラミックが接着するための促進剤となります。
図2: セラミック誘電体に浸透するガラスフリット
* C.F.Smith, Jr.、「積層チップコンデンサの電極材料組成: めっき可能なベースとめっき」、37回電子部品会議、1986年
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