TMR角度センサとは
TMR角度センサは、磁石の磁場方向を検知する磁気センサです。
TDKが培った磁性技術、薄膜技術のノウハウが詰まった製品で、高精度・高信頼性・良好な温度特性を誇ります。
TMRセンサは広い温度領域で安定した動作を実現します。 そのため、精度と信頼性が求められる車載用部品としての採用が進んでいます。 また低消費電力であり、自動車だけでなく、ロボット、スマートフォンなどのコンシューマー製品にも幅広く使用されています。
TMR: Tunnel Magneto Resistance, トンネル磁気抵抗効果
目次
センサ出力体験コーナー
ターゲット磁石の回転によりリアルタイムに変化するセンサ出力を体験できます。
回転している磁石をつまんで上下左右に動かしてみましょう。
磁場の絶対角をセンサが検知し、センサ内部でTMR素子の抵抗をSin/Cos電圧に変換したものが出力値として黒い画面に表示されています。
磁石を回転させることでセンサ出力がリアルタイムに変化していきます。
磁石の回転とスライダーは連動しています。
再生ボタンを押すことで回転の停止、逆転もできます。
磁石を上下に動かしても振幅が変化しないことを確認することができます。
TDKのTMRセンサの特長
- 磁気センサ業界トップクラスの角度精度
- 耐環境性に優れ、長期に渡って性能維持を実現する高信頼性設計とし、車載グレード対応
- 広い温度範囲で非常に安定した出力特性を持つため温度補正処理を必要としません
- ASIL対応を目的とした冗長設計の車載グレード品をアナログ/デジタルとも豊富にラインナップ
- 1ギガrpmを越える超高速回転に対応するアナログ応答性能 (理論値)
- システム全体の小型化・軽量化・低コスト化 に 貢献するパッケージの提供
- TMRセンサは一定の磁場強度の範囲では出力振幅が変わらないという特徴をもっているため、振動の起こるアプリケーションにも高精度なままご使用いただけます。
実績
TDKは世界で初めて車載向けTMRセンサを製品化し、2014年より出荷を開始しております。
自動運転化、電動化が進む自動車や、埃や汚れのつきやすい環境で使用される産業機器、小型化・省電力化が求められるコンシューマー製品などに幅広く使用されています。
磁気センサとして比類なき精度をもつ弊社のTMRセンサは世界中の高精度センシングニーズを満たしています。
TMR素子のセンシング原理
TMR素子の構造やセンシング原理について解説します
製品案内
ビデオギャラリー
TMR角度センサ関連のビデオギャラリーです
お問い合わせ
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